一般企業でも就業規則で副業を禁止している所が多いなか、
公務員の副業はどこまで許されているのかをまとめてみました。
一般的には、公務員は副業が全面的に禁止されているイメージはありますが、
実は公務員でも副業で稼ぐ事ができます。
● 執筆業は事前申請で許可されたらOKです
公務員でも執筆業をやっている人は多いです。現役人事が書いた
「面接試験。官庁訪問」シリーズなど話題になった本もあります
また趣味の漫画を副業として、同人誌を発行する場合も事前の申請があればOKとされています。
同人誌の場合は黒字化できている人はほとんど居ないとされていますが、
大きなイベント(コミケなど)に参加する場合は念の為に事前申請をしておくのがベストです・
申請が許可される執筆業は紙媒体の物だけとは限りません。
今流行っている電子書籍の出版も可能ですし、アフィリエイトブログを書いて収益を得る事も
事前申請があれば認められています。
ただし、同じアフィリエイトブログでもアダルトコンテンツで収益を出していて
それがバレて処分されたケースもあるので、アダルトコンテンツを扱うのは注意が必要です
執筆業での事前申請は上司に言ったらすんなり許可が取れるケースがほとんどです。
● 家業の手伝い・相続等での副収入は認められています
実家が農家やお寺の場合などでも家業の手伝いは基本的に申請を出せば認められます。
農業の手伝いは週末や祝日などの就業時間外にする事が多いです。
また不動産物件からの収益も、新規開業では申請が認められないケースがありますが
相続した物件からの家賃収入などの副業はOKになるケースが多いです。
しかし相続なら無制限に認められる訳ではなく、
アパート、マンションなら10室以上 単独家屋なら5棟以上 駐車場なら50車以上などの
事業規模が大きくなる収入がある場合は認められない事もあります
また不動産収入は、地代や家賃を直接受け取るとダメですが、不動産屋を通せば
家賃収入を得ても問題はありません
厳密に言えば有給中に家業の農業を手伝うのは認められませんが、
有給申請をして、繁忙期に農業の手伝いをする事を認めるケールも多くあります。
不動産収入とは構図が同じなのに、農業はお目こぼしになっているのは、
不動産を扱う人から見たら不公平だと言われています。
● 人気のネットでの株やFXも認めれています
株取引等は公務員でも認められていますが、FXがいくら24時間取引しているとは言え
就業時間内での新規注文を発注するなどは認められていません。
(指し値が就業時間ないで約定する場合はOKです)
また公務で得た情報を元に株取引をするインサイダー取引も処分の対象となります。
これは民間企業でも同じ規約になります。
● 自営業手伝い
公務員は事業主になる事はできません、家族の人が代表になって、土日の就業時間外で
家業の手伝いをして収入を得る場合も事前申請があれば認められているケースが多いです。
● パチンコ競馬・競輪・競艇・競艇もOK
ギャンブルで稼いでも問題はありません
● オークションなどのネット販売
不要になった家電などをヤフーオーションやメルカリなどでネットで販売しても
問題はありませんが、その事業規模があまりも大きくなり本業を超えるまで大きくなってしまうと
問題視されるケースがあります
~最後に~
公務員であっても規約を守り、事前申請で認めてもらえた副業に関しててOKです。
しかし、公務員の本業を超えた収入がある場合その時点で認められなくなる場合もあります。